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映像個展

『傍観者あるいは偶然のテロリスト』
後藤和夫~記憶の記録

開催日程
2021.06.19 sat. - 20 sun.

この映画は、『偶然のテロリスト』というパレスチナを舞台にした劇映画のシナリオを作ったところから始まる。その映画のロケハンを計画したが、いっそパレスチナを再訪する私自身をドキュメントし作品にしようと考えた。
シナリオの中の老ジャーナリストとは私のことであり、シナリオで想定した場所を訪ねて歩く。それは同時に、私自身が20 年前にフリーのジャーナリストとして初めてパレスチナを訪れ、カメラを手に駆けまわった記憶を辿る旅にもなるはずだ。
あの頃の私を駆り立てたものとは何だったのか。私が見たものは何だったのか。
そして今パレスチナはどうなっているのか。
それは追憶と共に、現在のパレスチナを知る旅の記録となった。

上映作品

『傍観者あるいは偶然のテロリスト』

BD/118min./2020

20年間のパレスチナの現代史。その現場を、フィルム映像で遺書を残そうとした後藤和夫が長年観続けて来た記録を発表した。その記録は、耳目を塞いでも避けられないような、世界中の現代人が傍観して来た普遍的な人間悲劇のドキュメンタリーとなっている。〔映画監督・足立正生〕。

おまえはなぜ傍観者でいられるのか、と後藤は自分に問い続ける。(中略)断言するけれど、シネコンでは絶対に上映されない。でも見て欲しい。目撃して欲しい。私は傍観者でいいのかとの後藤の問いは、きっとあなたにも突き刺さる。〔映画監督・森 達也/2021.04.06付NEWSWEEK〕

『天地衰弱説』

DVD/30min./1969

後藤和夫監督最新作『傍観者あるいは偶然のテロリスト』を上映するにあたり、最も初期の作品『天地衰弱説』を並べてみようと思う。
1969年前後というこの時期に、多感でアナーキーな高校生活を過ごした後藤和夫氏らの本作品は、当時の高校生活をリアルに描写したドラマではあるが、同時にそれは優れたドキュメンタリーとも言えるのではないか。とするならば、〈映画の有り様〉は、当初ドラマとして企画され、そのロケハンのために訪れたパレスチナで、20年前の取材体験と交錯するひとりのジャーナリストのドキュメンタリーへと昇華する『傍観者あるいは偶然のテロリスト』と、構造的に通底するものがあるのではないだろうか。《Lumen gallery/櫻井篤史》

上映時間
19日(土)/
①『天地』 13:00~
②『傍観者』 13:45~
◎監督トーク 15:45~
③『傍観者』 17:00~
20日(日)/
①『天地』 13:00~
②『傍観者』 13:45
◎監督トーク 15:45~
③『傍観者』 17:00~
料金
  • 一般参加券 ¥1,000
  • 学生参加券 ¥500

◉主催/Lumen gallery
◉協力/後藤和夫・シネマハウス大塚・足立正生・森 達也・堀越一哉・橋本佳子・原 將人